よくいただくご質問(FAQ)研究科の概要
研究科について
「文明社会の危機管理」をテーマに発足した本研究科では、分野・領域を問わず、また身近な地域やコミュニティから、国や国際社会、地球環境まで、あらゆる次元の社会課題を修士論文のテーマに設定、研究することが可能です。その研究を下支えするのが、3つの研究領域(コミュニティデザイン学、グローバル・リスクガバナンス、社会組織理論)と、それを統括する社会デザイン科目群の学際的な授業展開です。
その学びや研究を、論文の形に結実するのが、集中演習(ゼミ)科目群で、従来の学問領域を横断する縦断な発想の総合的、多角的な理論研究を基盤としつつ、実務的、実践的研究に重きを置いた、複数の指導教員による研究指導が本研究科の特色です。
通信制の大学院ではありません。立教大学及び立教大学大学院社会デザイン研究科(2024年4月より名称変更)は通信制の大学・大学院ではなく、対面授業を基本として教育・研究を行う大学・大学院です。
前期課程の標準修業年限は2年ですので、これに満たない修業年数で修了することはできません。
現時点で長期履修制度は導入しておりません。入学後に仕事や家庭の都合で学業を続けることが困難になった場合は、定められた期間に願を提出することで、休学することができます(ただし休学できる回数には上限があります)。
はい、必須です。本研究科では、特定の課題について研究を行い、その成果について論文を提出し、最終審査に合格することで学位が授与されます。なお、修士論文にかえて研究報告書を提出することができます。研究報告書は、各学生が研究計画書に基づき興味・関心のあるテーマを設定し、調査・分析・提案・報告を行うものです。こちらも最終審査を経ることになります。
近年の実績では、在籍者全体の6割~7割程度となっています。
学部卒の20代の方から、60代以上の方まで幅広い年齢層の方が在籍しています。
博士前期(修士)課程の社会デザインコースは、入学時期は4月で、授業は原則日本語で行われ、日本語で論文を執筆します。
博士前期(修士)課程の公共・社会デザイン学コース(MSDAコース)は、入学時期は9月で、すべての授業が英語で行われ、英語で論文を執筆します。
博士後期課程はコースに分かれておらず入学時期は4月です。
学費も異なりますので、詳しくは、関連ページをご覧ください。
なおこのQ&Aは「社会デザイン学コース」のサイトです。MSDAコースの詳細は下記のリンク先から専用サイトをご覧いただけます。
研究科の様子を知ることができる方法としては、
・進学相談会に参加する(年2回、オンラインで実施予定)
・模擬授業に参加する(年2回、池袋キャンパスで実施予定)
・ニューズレター「Social Designer」を閲覧する
・パンフレットを閲覧、請求する
があります。
また、研究科の学生がどのような修士論文を書いたかについては、
・「修士論文タイトル一覧」
をご覧ください。
授業・履修・遠隔地からの受講について
合計30単位以上を修得し、かつ修士論文もしくは研究報告書を提出し、最終審査に合格する必要があります。
授業の年間スケジュールにつきましては、大学HPに記載しております、学年暦(年間カレンダー)を参考にしてください。
春学期、秋学期の授業開始から学期末試験終了日までの平日夜間と土曜日に授業が設定されています。その他にも平日日中に行う集中講義を夏季に設定しています。
社会デザイン研究科の科目は、平日は5時限目(17:10~18:50)、6時限目(18:55~20:35)、土曜日は1時限目~6時限目(8:50~20:35)に開講しています。※夏季集中講義は平日日中に開講しています。
入学者のほぼ全てが、平日のうち何日か授業を受けています。受講を希望する授業が土曜日に開講されるとは限りませんので、週末のみで学位を取得するのは現実的ではありません。
欠席時の補講はありません。授業によっては教員が録画や資料を提供してくれる場合もありますが、個別対応としての補講制度はありません。できるだけスケジュールを調整していただくことをお勧めします。
オンライン形式及びオンデマンド形式の授業の受講のみで修了要件単位(30単位)を取得し、修士論文を提出できる環境を整えますが、入学後一度も大学に来ることなく学位を取得することはできません。修士論文の報告会や修士論文の最終審査会への参加は対面での参加が必須となります。また、フィールドワークを伴ったり、特別な機材を使用する可能性のある一部の授業は対面のみで実施する場合もあります。
論文の中間報告会や最終審査などは対面形式でのみ行いますので、来校しなければなりません。来校いただく行事の具体的な日程については各年度の始めに周知いたします。
一部の授業はオンライン形式のみの授業、オンデマンド形式の授業となります。
授業を録画して見せるかどうかは各科目の担当教員の判断になります。授業の内容も踏まえると、すべての授業を録画してご覧いただけることはないとご認識ください。
居住地に関わらず、論文の中間報告会や最終審査などは来校していただきます。海外在住者であることを理由とした特別な配慮措置は講じておりません。来校いただく行事の具体的な日程については各年度の始めに周知いたします。また、奨学金の応募資格等では、国内在住であったり在留資格「留学」を得ていることが条件であったりしますので、そういった面で不利益を被ることがあります。
はい、池袋キャンパス・新座キャンパスに事前予約制の託児所「エンゼルルーム」を開設しています。ただし、開設は土曜日・祝日授業日のみで、保育の対象は0歳(月齢4か月以上)から小学校1年生までです。
ゼミ合宿や学生教員懇親会、研究科主催の公開講演会といった学生生活において重要な正課外のイベントについては、イベントの性質を鑑み対面のみで実施する場合があります。
受講やレポート執筆においてパソコンは確実に必要になります。ご自身で使いやすいパソコン(ノート型が望ましい)を購入されることを推奨します。
ゼミ及び正副指導教員は、入学後に希望を取った上で、研究科によって最終決定されます。よって希望者が多い場合や研究内容によっては、必ずしも希望通りにならない場合があります。
一部の授業を履修することができます。履修できる授業は年度によって変わりますので、入学後に確認してください。ただし、全学共通科目を含む学部の授業で修得した単位については本研究科の修了に必要な単位にカウントすることはできません。立教大学の他の研究科の授業については、入学後の履修要項で修了に必要な単位になるかを確認してください。また、他学部、他研究科の授業は、その授業の開講学部・研究科のルールに従って授業が実施されますので、社会デザイン研究科の遠隔地の方向けの対応は適用されません。
日本語能力試験のN1レベルの取得を入学の条件とはしていません。しかし授業や研究指導は全て日本語で行われ、授業ではディスカッションも行い、修士論文も日本語で書くため、「聞く・読む・書く・話す」の4技能全てにおいて、日本語能力試験N1レベル以上の高度な日本語能力が必要です。
レポートや修士論文の作成や提出はMicrosoft Word等のワープロソフトを使用し、全てWeb上の学習支援システム(LMS)や電子メールを使って提出します。また、対面とオンラインを同時に実施するハイフレックス型授業では、対面で授業に参加されている方もZoom等Web会議システムの使用を求められることがあります。よって、こういったコンピューターリテラシーは必須になります。パソコンや学内各種Webシステムの使用方法については、メディアセンターという専門部署がサポートします。
授業以外に学生生活に必要な事務手続きについては極力オンラインでも対応できるよう整備していきますが、手続きの性質によっては対面のみで実施する手続きやサービスもあります(学生証の交付、学割の発行、図書館の本の貸出・返却等)。その場合は来校が必要になることをご了承ください。
入試に関すること
本研究科では事前の研究室訪問は必須にしておらず、受け入れは各教員の判断となります。教員へ質問がある場合は進学相談会での個別相談をお勧めします。なお、研究室訪問は合否には影響しません。
受験生に対する受験前の研究計画書の指導・添削・コメントは、入試の公平性の観点から一切行っておりません。
秋入試(9月実施)の入試要項は6月上旬ごろ、春入試(2月実施)の入試要項は11月上旬ごろに立教大学公式サイトで公開されます。公開は研究科のWebサイトでもお知らせします。
※入試は、前期課程は秋・春の2回実施、後期課程は春1回のみ実施します。
いいえ、必須ではありません。出席されなくても受験が可能です。また、出席したかどうかは受験の合否に一切影響ありません。
前期課程に出願するためには、大学公式サイトに公開される「入試要項」の「出願資格」のいずれかの要件を満たす必要があります。
最終学歴が、短期大学・専門学校・高等学校卒業等、大学の学部を卒業していない方は、「本大学院において、大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた者」に該当すれば、出願が可能となります。そのためには、最新の入試要項に記載されている手順・方法に従って、出願資格審査を受けてください。なお、この審査は通常の出願受付に先立って行われますので、締め切り日時をよくご確認ください。
学費・経済支援
学費その他の納入金については、立教大学のウェブページ、学費・納入金で確認してください。確認の際は「社会デザイン研究科社会デザイン学専攻社会デザイン学コース」の金額をご確認ください。
奨学金の種類や受給資格については、研究科ホームページをご確認ください。
近年の実績をご覧いただけます。下記のリンク先からご覧ください。
社会デザイン研究科博士課程前期課程 社会デザイン学専攻 社会デザイン学コースは、「教育訓練給付制度 一般教育訓練 指定講座」として、厚生労働大臣より指定を受けております。 支給要件等につきましては、「一般教育訓練」の規定が適用されます。一定の条件を満たす方が所定の申請を行えば、本学に支払った教育訓練経費(学費等)の一部を受給できます。(教育訓練給付制度は雇用保険の給付制度です。)
教育訓練給付金の受給可否は、お住まいの地域の最寄りのハローワークにお問い合わせください。大学(研究科)では確認することができません。
資格取得・就職
中学校教諭専修免許状の「社会」、高等学校教諭専修免許状の「公民」が取得できます。また、学位修得に必要な授業とは別に資格取得のための授業を受ける必要がありますが、学芸員・図書館司書・社会教育主事の資格を修得することもできます。
進路は大変多様です。
【新卒者】メーカー、小売業、IT系といった多様な企業に就職しています。
【社会人】入学前の勤務先でそのまま活躍される方もいれば、本研究科で研究した内容を活かして転職したり、起業される方もいます。転職の場合、民間企業間の転職はもちろん、民間企業から都道府県や市区町村の行政職や大学教員、公務員に転職される方もいます。起業の場合、NPO法人を立ち上げたり、各種コンサルティング業や社会貢献を担う事業を立ち上げたりされる方もいます。さらに国内外の他の大学院に進学され、その後国際貢献団体や海外企業へ転職される方もいます。