2023/11/10 (FRI)
12月08日(金)開催 公開講演会のお知らせ「不動産がつくる市民社会——わたしたちと社会を結ぶ力」
OBJECTIVE.
現代日本では、長年にわたる経済の停滞や地域の人口減少に伴って、中小規模の地域社会の先行きが真剣な議論の対象になっている。本講演会は、こうした地域社会に経済的・社会的な活力を取り戻すためのひとつの打開案として、それぞれの地域の土地・建物といった不動産の利活用のもつ潜在的な可能性に着目する。
近年の福祉国家論では、世界各国における土地・住宅といった不動産供給の制度化のあり方が地域社会の構造を、ひいてはそれぞれの国の市民社会としてのあり方に影響を与えてきたことが明らかになっている。以上のようなトレンドを、居住福祉の専門家である佐藤和宏氏に紹介してもらいながら、世界と日本の社会状況を概観する。
その上で、福岡県飯塚市で経営実務に携わりながら、地域市民層の実証的研究を進める嶋田吉朗氏に、同市の事例をベースとした地域おこしの取り組みの可能性を提示してもらう。すなわち、個人不動産やそれを拠点とする経済活動が、地域社会の担い手を地域に結び付け、地域内の連帯を作りあげる紐帯となっていることを、現場からのレポートも交えて明らかにする。
以上の報告をもとにして、これからの地域社会のデザインにわたしたち一人一人が市民として関わっていくための媒介として、土地・建物といった不動産の利活用にいかなる可能性を見出せるのかを検討する。来場者や遠隔の聴衆も交えた自由な議論を、ぜひとも歓迎したい。
開催概要
日 時：2023年12月8日(金) 19:00～21:00
場 所：池袋キャンパス11号館 AB01教室（オンラインでも同時中継予定）
講 師：嶋田吉朗氏 学校法人嶋田学園 飯塚高等学校 常務理事
佐藤和宏氏 公立大学法人 高崎経済大学 地域政策学部 准教授
河口眞理子 本学大学院21世紀社会デザイン研究科 特任教授
品治佑吉 本学大学院21世紀社会デザイン研究科 助教
主 催：21世紀社会デザイン研究科、社会デザイン研究所
協 力：学校法人 嶋田学園
対 象：本学学生・教職員・校友・一般
参加料：無料
申 込：必要
場 所：池袋キャンパス11号館 AB01教室（オンラインでも同時中継予定）
講 師：嶋田吉朗氏 学校法人嶋田学園 飯塚高等学校 常務理事
佐藤和宏氏 公立大学法人 高崎経済大学 地域政策学部 准教授
河口眞理子 本学大学院21世紀社会デザイン研究科 特任教授
品治佑吉 本学大学院21世紀社会デザイン研究科 助教
主 催：21世紀社会デザイン研究科、社会デザイン研究所
協 力：学校法人 嶋田学園
対 象：本学学生・教職員・校友・一般
参加料：無料
申 込：必要
全体プログラム
19:00 開会
19:00-19:10 講演会の趣旨説明（司会：品治佑吉）
19:10-19:40 報告１（佐藤和宏氏）
19:40-20:10 報告２（嶋田吉朗氏）
20:10-20:20 休憩
20:20-20:30 コメント（河口 眞理子）
20:30-21:00 質問リプライ・全体討論
21:00 閉会
19:00-19:10 講演会の趣旨説明（司会：品治佑吉）
19:10-19:40 報告１（佐藤和宏氏）
19:40-20:10 報告２（嶋田吉朗氏）
20:10-20:20 休憩
20:20-20:30 コメント（河口 眞理子）
20:30-21:00 質問リプライ・全体討論
21:00 閉会
登壇者略歴
･････････････
公立大学法人 高崎経済大学 地域政策学部 准教授
佐藤 和宏（さとう・かずひろ）氏
1988年生まれ。高崎経済大学地域政策学部准教授。日本学術振興会特別研究員（DC1）、東京大学社会科学研究所特任研究員等を経て現職。東京大学人文社会系研究科博士課程修了 博士（社会学）。著書に『民間貸家経営と家主の果たした役割——くいつぶし型経営の歴史的意義』（西山宇三記念すまい・まちづくり文庫、2023年）。
･････････････
学校法人嶋田学園 飯塚高等学校 常務理事
嶋田 吉朗（しまだ・きちろう）氏
学校法人嶋田学園 飯塚高等学校 常務理事、1989 年生まれ。学校法人嶋田学園常務理事。関西大学法学研究所非常勤研究員。日本学術振興会特別研究員（DC1）等を経て現職。慶應義塾大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士（社会学）。地域社会学、都市社会学、市民社会論。高等学校にて、地域連携、大学連携、グローバル教育 、ICT 等を担当。また、福岡県飯塚市中心商店街の広場運営や街おこし活動にも従事。著書に『地方経済人の結社と市民社会——青年会議所を事例として』（大学教育出版、2023年）。
･････････････
本学大学院21世紀社会デザイン研究科 特任教授
河口眞理子（かわぐち・まりこ）
不二製油グループ本社 ESGアドバイザー。アセットマネジメントONE サステナビリティ諮問会議アドバイザー。元大和総研研究主幹。一橋大学大学院修士課程修了。アナリスト協会検定会員、中央環境審議会臨時委員、WWFジャパン理事、日本サステナブル投資フォーラム理事など。著書「SDGｓで『変わる経済』と『新たな暮らし』」（生産性出版）ほか。
･････････････
本学大学院21世紀社会デザイン研究科 助教
品治 佑吉（ほんぢ・ゆうきち）
東京大学法学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科（博士課程）修了後、現職。現在は、主に歴史的なアプローチを通じて、近現代の日本人のライフコース観がいかに形成されてきたか、また、その過程で出版・読書文化はいかなる役割を果たしてきたのかを通じて明らかにしようと試みている。
公立大学法人 高崎経済大学 地域政策学部 准教授
佐藤 和宏（さとう・かずひろ）氏
1988年生まれ。高崎経済大学地域政策学部准教授。日本学術振興会特別研究員（DC1）、東京大学社会科学研究所特任研究員等を経て現職。東京大学人文社会系研究科博士課程修了 博士（社会学）。著書に『民間貸家経営と家主の果たした役割——くいつぶし型経営の歴史的意義』（西山宇三記念すまい・まちづくり文庫、2023年）。
･････････････
学校法人嶋田学園 飯塚高等学校 常務理事
嶋田 吉朗（しまだ・きちろう）氏
学校法人嶋田学園 飯塚高等学校 常務理事、1989 年生まれ。学校法人嶋田学園常務理事。関西大学法学研究所非常勤研究員。日本学術振興会特別研究員（DC1）等を経て現職。慶應義塾大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士（社会学）。地域社会学、都市社会学、市民社会論。高等学校にて、地域連携、大学連携、グローバル教育 、ICT 等を担当。また、福岡県飯塚市中心商店街の広場運営や街おこし活動にも従事。著書に『地方経済人の結社と市民社会——青年会議所を事例として』（大学教育出版、2023年）。
･････････････
本学大学院21世紀社会デザイン研究科 特任教授
河口眞理子（かわぐち・まりこ）
不二製油グループ本社 ESGアドバイザー。アセットマネジメントONE サステナビリティ諮問会議アドバイザー。元大和総研研究主幹。一橋大学大学院修士課程修了。アナリスト協会検定会員、中央環境審議会臨時委員、WWFジャパン理事、日本サステナブル投資フォーラム理事など。著書「SDGｓで『変わる経済』と『新たな暮らし』」（生産性出版）ほか。
･････････････
本学大学院21世紀社会デザイン研究科 助教
品治 佑吉（ほんぢ・ゆうきち）
東京大学法学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科（博士課程）修了後、現職。現在は、主に歴史的なアプローチを通じて、近現代の日本人のライフコース観がいかに形成されてきたか、また、その過程で出版・読書文化はいかなる役割を果たしてきたのかを通じて明らかにしようと試みている。
お問い合わせ
21century.civil.society(at)gmail.com
担当者 品治 佑吉（ほんぢ・ゆうきち）／ 本学大学院 21世紀社会デザイン研究科助教
担当者 品治 佑吉（ほんぢ・ゆうきち）／ 本学大学院 21世紀社会デザイン研究科助教
※ (at) は @ に置き換えて下さい。
