2023/02/01 (WED)

2月28日(火)開催 公開講演会のお知らせ「スレブレニツァと犠牲者意識ナショナリズム」— 林 志弦先生をお招きして(申込制)

OBJECTIVE.

公開講演会「ジェノサイド後の分断社会における和解と共生の可能性と不可能性—スレブレニツァを事例に、『犠牲者意識ナショナリズム』の視点から」を開催します。

開催概要

・日時:2023年2月28日(火)14:00~17:00 (対面とオンライン配信の同時開催)
・場所:立教大学池袋キャンパス8号館8101教室(感染症対策のため500人収容の大教室を使用)
・主催:立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科、社会デザイン研究所
・協力:特定非営利活動法人難民を助ける会(AAR Japan)
・参加費:無料
・申込制 申込締切:2023年2月24日(金)
(オンライン参加希望者へは、開催前日にURLをお送りします)

1995年7月ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争末期に、スレブレニツァ近郊で発生したセルビア人勢力によるイスラム教徒の成人男性に対する集団殺害事件は、凄惨なボスニア紛争の中でも、国際刑事・国際司法裁判所(ICTY,ICJ)から、唯一「ジェノサイド」として認定された象徴的な事件です。ウクライナ戦争においても、同国防省がブチャの惨劇を前に「新たなスレブレニツァ」と公式SNSで発信したことでも知られます。
本シンポジウムは、科研費(C)「ジェノサイド後の分断社会における和解と共生の可能性—スレブレニツァを事例に」(20K12332研究代表者:長 有紀枝)の総括として、昨年『犠牲者意識ナショナリズム』の邦訳版を出版した林 志弦(イム・ジヒョン)韓国・西江大学教授をお招きし、ポスト・ユーゴ地域を専門とするロンドン大学のドラゴヴィチ=ソーソ教授、橋本敬市JICA国際協力専門員、クロス京子京都産業大学教授とともに、ジェノサイド後の分断社会の和解や共生、記憶の政治について多角的に検討します。(日英同時通訳付)

本シンポジウムは、上記科研費(C)(20K12332)および科研費(B)「旧ユーゴスラヴィア地域における民族を超えた文化の学際的研究:紛争後30年を経て」(21H03710研究代表者:神田外語大学鈴木健太)の助成を受け、また当日の会場運営は難民を助ける会(AAR Japan)の協力を得て行うものです。

プログラム

14:00 開会
14:05~15:00:【基調講演】
* 林 志弦 西江大学教授「犠牲者意識ナショナリズムを超えて」

(休憩 15:00~15:10)

15:10~17:00 【パネルセッション】
*“Srebrenica and ‘coming to terms with the past’ in the post-Yugoslav region” ヤスナ・ドラゴヴィチ=ソーソ ロンドン大学教授
*「スレブレニツァをめぐる記憶の戦争」 長 有紀枝 立教大学教授
*「2021年7月の上級代表(OHR)によるジェノサイド否定を処罰するボスニア刑法改正とその背景」 橋本敬市 JICA国際協力専門員・平和構築担当
*「誰が正当な『被害者』かー補償をめぐる分断と政治化」 クロス京子 京都産業大学教授
*コメント:林 志弦教授
*会場との質疑

17:00 閉会
<登壇者プロフィール>
お申込み・参加に関しての注意事項
1.社会情勢を鑑み、参加は申込制とします。必ず事前に申込みをお願いします。
2.申込みに使用するメールアドレスは、パソコンまたはスマートフォンでご使用のものをお願いします。
3.本学では駐車場のご用意がありません。お車でのご来場はご遠慮願います。
4.会場内での喫煙および飲食は禁止いたします。ご理解のほどお願いします。 (飲み物は、水分補給を目的としたペットボトル等で蓋のできる容器に限りお持ち込みいただけます。)
5.スマートフォンは、講演中に音が鳴らないようご設定いただき、ご使用もお控えください。
6.登壇者や他の参加者に迷惑をかける行為があった場合、またはスタッフの指示に従わない場合は参加をお断りすることがあります。
7.対面で参加される際は、必ずマスクをご着用ください。マスクをご着用いただけない場合、ご退室いただくことがございます。
8.講演会の撮影・録音・録画、また講義内容に関する記事のSNSへの投稿は固くお断りいたします。
9.オンライン配信はZoomウェビナーを予定しています。参加には安定した通信環境のご用意をお願いいたします。
10.お申込みいただいていない方の当日参加はできません
-以上-

お問い合わせ

スレブレニツァシンポジウム事務局(長研究室)

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