2023/04/15 (SAT)

研究科名称および専攻名称変更に関する重要なお知らせ

OBJECTIVE.

研究科名称および専攻名称に関する重要なお知らせ

21世紀社会デザイン研究科では下記の理由からこのたび、2024年4月1日をもって研究科名を、「21世紀社会デザイン研究科」から「社会デザイン研究科」に、専攻名を「比較組織ネットワーク学専攻」から「社会デザイン学専攻」に変更します。
名称変更にあたっては、2019年以来、研究科内で検討・準備を重ね、2022年度に学内での検討・諸手続きを完了、文部科学省への事前相談を経たうえで、本年4月1日に同省への報告を完了している旨を申し添えます。
在籍生、修了生の皆さんの本件に関する質問事項は別紙にまとめてあります。学位や学歴の記載方法など詳細については、下記のよくあるご質問(FAQ)をご覧ください。

変更内容

研究科名称
現:21世紀社会デザイン研究科(Graduate School of Social Design Studies)
新:社会デザイン研究科(Graduate School of Social Design Studies)

専攻名称
現:比較組織ネットワーク学専攻(Business Administration Network and Social Organization)
新:社会デザイン学専攻(Social Design Studies)

変更時期: 2024年4月1日

研究科名称変更の理由

時代の要請
21世紀社会デザイン研究科および比較組織ネットワーク学専攻は、「知の組織化と協働のネットワークの力で、21世紀社会が直面する社会運営上の諸問題に現実的に取り組み、具体的な方法論を探究する日本初の「(社会デザイン学を教育研究する)研究科」として、平成14(2002)年4月に開設した。開設準備は 1990 年代終盤から 2001 年というまさにミレニアムの転換期にあたり、それゆえ、「21 世紀」という名称は、時代を先取りした斬新な響きを有していた。
しかし設立以来 20 年が経過し、「21 世紀」という単語は一般化し、本研究科が取り組む課題も「21 世紀」に限定されない、より普遍的課題・領域へと深化してきた。
カリキュラム編成と研究科および専攻の名称の整合性・一体性の確保
本研究科では、人類が育んできた社会組織の歴史的社会学的分析研究を行う「社会組織理論」科目群、公共的活動・組織の運営理念、経営の理論と実践、さらには CSR 活動について研究する「コミュニティデザイン学」科目群、さまざまなレベルのリスクガバナンスを個別的かつ総合的に研究する「グローバルリスクガバナンス(危機管理)」科目群の3つの研究領域を軸に展開している。これら3つの研究領域に共通する基本理念を深める科目群として筆頭に配置されているのが「社会デザイン学」科目群である。
今般の研究科および専攻の名称変更により、本研究科のカリキュラム編成と研究科および専攻の名称の整合性・一体性が確保される。
学位に付記する専攻分野の名称と研究科および専攻の名称の整合性・一体性の確保
博士課程前期課程・後期課程ともに本研究科が授与する学位に付記する専攻分野の名称は、開設以来、「社会デザイン学」である。研究科および専攻の名称変更により、本研究科が授与する学位に付記する専攻分野と研究科および専攻の名称の整合性・一体性が確保される。
研究科の英語名称との整合性・一体性の確保
本研究科の英語名称は開設時より、「Graduate School of Social Design Studies」であり、研究科および専攻の名称を変更すると、日英ともに同一名称となり、整合性・一体性を保つことができる。

専攻名称の変更の理由

理念重視からカリキュラムの実態重視の専攻名へ
本研究科の専攻名称である「比較組織ネットワーク学」は研究科設立時の時代認識とそれに基づく設立の理念をもとに特別の意図を込め採用されものである。
創設時、グローバル化をはじめ、既存の制度や規範を突き崩す力の進展は、個人と社会を解放する方向に向かわせると同時に、無秩序と対立を生み出す大きな危険をはらむと捉えた。そのような時代に、国や自治体、国際機関、企業体などの既存の組織体に自らの運命を任せる行動様式を求めがちであった従来の対処の仕方で果たして21世紀の社会は新しい社会状況に適応できるのか。このような問題意識を共有した上で、これまで人類社会が経験してきた、あるいは当時経験しつつあった代表的な組織状況を検証するとともに、新しい組織理論・組織形態の可能性を開拓し、危機的な状況を賢明に回避する方途を提示することこそ本研究科の重要な任務の一つであるという認識があった。
また21世紀社会の組織運営を構想するにあたっては、市民みずからの責任と自発性に基づいて社会関係を作り上げていく「ネットワーク」という理念抜きには先へ進めないという事実認識にたち、「比較組織ネットワーク学」という専攻名(新たな造語)が生み出された。
この理念および目的のもとで、前期課程に現在まで続く3つの研究分野・科目群が置かれ、これら3つを統合・包括する基幹科目群として社会デザイン学科目群が置かれた。
これら3つの科目群は、あくまでも社会デザイン学の構成要素であり、これら3つの科目群を「ネットワーク」というキー理念とともに、有機的に関連させ3分野にかかわる諸問題を総合的に扱うのが基幹科目群として位置付けている社会デザイン学科目群である。

以上を十二分に意識した上で、理念をそのまま造語として名称に落とし込んだ専攻名称を、カリキュラムや科目群の実態および学位に付記する専攻分野および研究科の名称と整合させ、「社会デザイン学専攻」に変更することとした。本研究科には、専攻は一つしか存在しないため、研究科の名称および学位に付記する専攻分野の名称と直結した名称とすることが、在籍生、受験生はもとより関係者にとって、もっとも説得力があり、かつわかりやすいとの判断の結果である。
しかしながら、「比較組織ネットワーク学」という創設時の専攻名称に象徴される研究科発足時の理念は、これからも研究科の変わらぬ根本理念として掲げ、重視・継承していくものである。
                    
以上

よくあるご質問(FAQ)

全体に関すること
Q13つのポリシー(学位授与、教育課程編成、入学者受け入れに関する各種方針)に変更はありますか。
Q2英語の名称に変更はありますか。
Q3今回の名称変更に伴って、昼夜間開講に変更はありますか。
Q4今回の名称変更に伴って、主に社会人に対する教育を提供する大学院であることに変更はありますか。
Q5今回の名称変更に伴って、遠隔地への学生等へのオンライン対応に変更はありますか。
Q6授与される学位の名称に変更はありますか。
在学生に関すること
Q1今回の名称変更に伴って、カリキュラムに変更はありますか。
Q2今回の名称変更に伴って、修了に必要な単位数に変更はありますか。
Q3学生証はどうなりますか。
Q4現在、博士前期課程の1年生ですが、来年2年生となった場合、研究科・専攻名称はどうなりますか。 現在、博士後期課程の在学生ですが、来年度も研究科に残る場合、研究科・専攻名称はどうなりますか。
Q5現在、博士前期課程の2年生ですが、2024年3月に修了した場合、修了時に発行される学位記・証明書に記載される研究科の名称はどうなりますか。
Q6就職活動等で使用する証明書はどうなりますか。
修了生に関すること
Q1修了証明書等の表記はどうなりますか。
Q2今後履歴書等に学歴を記載する場合はどのように表記すればよいですか。

お問い合わせ

立教大学教務部 独立研究科事務室 21世紀社会デザイン研究科担当

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