2025/04/25 (FRI)

本研究科の長坂俊成教授が「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)2025」の最優秀賞を受賞しました

OBJECTIVE.

本研究科の長坂俊成教授が代表理事を務める、一般社団法人日本モバイル建築協会が、第11回「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」において、最優秀賞を受賞しました。 ※主催:一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会 ジャパン・レジリエンス・アワード事務局

今回の受賞は、日本モバイル建築協会が行ってきたモバイル建築が持つ可搬性・多様性といった特徴を活かし、災害時対応だけに限らず、普段からの木造住宅建築時における高性能化、オープン化、工業化、オフサイト化、協同化、地域化、国産材化、DX化をより一層すすめるため、製造技術開発と普及、サプライチェーンの構築を行うことにより、地方創生への推進と国難級災害時に素早い支援住宅の供給を可能とするための社会的備蓄の推進をするための取り組みの実施と、今後、モバイル建築の技術や性能を活用し、過疎地における住宅問題やこれからの日本の住宅産業における新しい取り組みを通じたサプライチェーン化を行うことで、参入ハードルを下げ、みんなの工業化を目指します。さらに社会的備蓄としての側面を持つことで、国難級災害時の住宅供給にも寄与される仕組みも構築するといった取り組みに対し、最優秀賞という評価をいただきました。


長坂俊成教授
専門はリスク学・防災危機管理など。恒久仕様の木造モバイル建築を活用した応急仮設住宅の社会的備蓄やWebラジオを利用した災害情報の伝達や安否確認、オーラルヒストリーとデジタルアーカイブ等の社会実装に取り組む。
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長坂教授コメント

立教大学大学院社会デザイン研究科教授/立教大学社会学部教授
長坂俊成(ながさかとしなり)

南海トラフ巨大地震の切迫性が高まる中、防災に加え災後社会のレジリエンス(しなやかな回復力)を高めるリスクガバナンス(不確実性を孕むリスクの社会的協治)が求められます。本受賞により、移築可能な恒久仕様の木造住宅(モバイル建築)を平時は地方創生に資する施設として利用し災害時に被災地へ移築し応急仮設住宅とみなして利用する社会的備蓄や、災害公営住宅への転用又は被災者に無償譲渡し自宅の自力再建を支援する等、社会デザインの社会実装が評価されました。今後、国難に備える協働の輪を全国に広げてゆきたいと思います。


※写真 右が長坂教授

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