実践と研究を行き来する

名古屋産業大学現代ビジネス学部 特任講師 新保友恵さん

2021/04/26

修了生

OVERVIEW

本研究科修了後は、研究者としても幅広く活躍される新保友恵さんにお話を伺いました。

大学院進学のきっかけ

大学でキャリアカウンセラーとして勤務する中で、保育士を目指していた学生が保育実習をきっかけに夢を諦めてしまう事例を見てきたことと、保育園児の娘を持つ母親として保育所の重要性と保育士不足による待機児童について問題意識を持ち、大学院に入学しました。

視野の広がり

研究科で幅広い分野の先生と同級生の知見に触れるうちに、視野を広げ研究につなげることができました。政策に関する講義では保育士育成や雇用についての各種政策を調べ、人道支援スペシャリストの先生から現場での判断力が求められる人道支援組織と保育所との組織としての共通点に気づかされ、保育現場観察で園長先生等リーダーの役割の重要性に気づきリーダーシップ専門の先生に相談をし、地域に開かれた保育所の事例調査からサードプレイスとしての保育所の可能性も考察しました。主指導の先生だけではなく多くの研究科の先生方から助言やヒントを得て、入学当初にイメージしていたものより、ずっと多角的に研究をすすめられ「保育所の職場環境と組織作りについて」というテーマで修士論文を書きました。
修了後は、大学で教員となり、ゼミナール活動や講義で社会デザイン研究を活かした教育実践をおこなっています。社会課題を認識し、その課題を自分事と捉え、あるべき社会をイメージし、主体的に解決方法を模索し、実践していく力を養う社会デザイン教育は、まさに今後の社会を担うものに必要なものであると実感して、社会デザイン教育を大学生の一般教養科目に展開すべく研究も続けています。
様々な角度から対象を見つめ、実践と研究を行き来することを21世紀社会デザイン研究科で学ぶことができました。
※記事の内容は取材時点のものです。

プロフィール

PROFILE

新保友恵さん

名古屋産業大学現代ビジネス学部 特任講師
立教大学 社会デザイン研究所 研究員
2019年3月修了

※プロフィールは取材時点のものです

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